『キッドナップ』 Vol.4『ダージリン急行』

2008年03月12日

『バンテージ・ポイント』


大統領狙撃事件を8人の視点から描くサスペンス・アクション。

スペイン、マヨール広場。テロ対策会議に出席するアシュトン米大統領(ウィリアム・ハート)が大衆を前に演説しようとしたまさにその時、彼は銃弾に倒れる。シークレットサービスのバーンズ(デニス・クエイド)は、狙撃直後に演壇に駆け上がろうとした地元市警のエンリケ(エドゥアルド・ノリエガ)を取り押さえるが、その直後大爆発が起こる。

その他の出演者はマシュー・フォックスフォレスト・ウィッテカーシガーニー・ウィーヴァーら。


8人の目撃者がいてそこから犯人を追跡する、みたいな話なのかと思い込んでましたが、少し違いました。もちろん犯人の追跡もあるけど、8人の登場人物を中心に「その時何があったのか」ということが描かれている作品。話がわかりやすいし、みんなキャラが立ってて面白い!

裏切り者が誰かというのは残念ながらすぐにわかってしまうと思いますが、それぞれの登場人物が事件の“前と後”に何を見たのか?ということも重要になってきます。バーンズが中継車で見たVTRに何が映っていたのか、ものすごく気になりました(もちろんそれは後半で判明します)。その中継車に乗ってるTVプロデューサー役のシガーニー・ウィーヴァーも、出番は少ないながらも存在感抜群。話にからんでこなかったのが残念です。

それと主要人物のなかで、市警のエンリケの行動だけがちょっとよくわからなかったのですが・・。自分であの女に爆弾入りのバッグを渡しておきながら、なぜ?そして最後はものすごいカーチェイスでした。バーンズの執念の追跡には圧倒されました。ほんと執念です。すごい!しかもそれがあのシーンにつながるなんて、ちょっとゾクゾクしました。



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『キッドナップ』 Vol.4『ダージリン急行』

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