『ぼくたちの奉仕活動』『パニッシャー:ウォー・ゾーン』

2009年09月04日

『ラブ・ダイアリーズ』


広告代理店で働くウィル(ライアン・レイノルズ)は妻と離婚寸前。今の楽しみといえば週に二度、娘のマーヤ(アビゲイル・ブレスリン)をあずかることだけ。ある日マーヤに妻との馴れ初めを聞かれたウィルは、自分の過去を語り始める。

恋愛をベースにひとりの青年の成長を描いたラブコメディー。笑いどころはあるけどコメディ色は薄く、けっこうシリアスな作品でした。でもこれがすごく良い作品で、見ごたえがありました。


回想形式で物語は進み、そこに三人の女性が登場します。その中のひとりがのちの妻、つまりマーヤの母親ってこと。ウィルは登場する女性を仮名で呼んで、マーヤに語り聞かせます。彼が妻との出会いを「複雑だ」と言ったように、ほんとに複雑な話なんですよ。ただドロドロした話ではなく、なんというかなかなか思い通りにいかなくてもどかしいというか・・・。ウィルってモテるわりには恋愛上手じゃないんですよね。でも彼の誠実さには私も惚れた!

ところで三人の女性について。まず物語の最初に登場する、ウィルの学生時代からの恋人エミリー(エリザベス・バンクス)。ウィルは彼女にゾッコンで結婚も考えていましたが、二人の関係は破綻。その理由は?次に登場するのはウィルが働く選挙事務所の同僚エイプリル(アイラ・フィッシャー)。気さくな彼女とウィルは親友に。そしてエミリーの友人で、ライターのサマー(レイチェル・ワイズ)。彼女はウィルがこれまで出会ったことのないような大人の女性。

ライアン・レイノルズ目当てってのもあったけど、相手役が好きな女優さんばかりだったのも嬉しい♪みんなハマリ役で、私から見てもとても魅力的でした☆そういえばメイキングでアイラ・フィッシャーが、「大ファンのデイン・クックが出るって聞いたから出たのに、ライアンだった・・」と冗談まじりにボヤいてました。しかめっ面のアイラもすごくかわいい。

そしてもうひとり忘れてはならないのが、ウィルの娘マーヤを演じるアビゲイル・ブレスリン。ほんとかわいかったです。大人が答えに困るようなことをバンバン聞いてくるところや、鋭いツッコミをするあたりなんかがリアルで良かったですね。

結末がまったくわからないのもこの作品の面白いところ。予想した結末とは少し違いましたが、ハッピーエンドで良かったです。良かったというよりホッとしたと言った方がいいかも?果たしてあなたの予想は???

(原題 『Definitely, Maybe』 2008年)



シネマな生活 at 00:17│映画 【ら】・【わ】 
『ぼくたちの奉仕活動』『パニッシャー:ウォー・ゾーン』

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