2011年06月03日
『エイリアン』&『エイリアン2』
宇宙貨物船ノストロモ号は地球へ帰還中、謎の救難信号をキャッチする。乗組員はさっそく発信元の惑星LV426に降り立ち調査するが、謎の卵から飛び出した未知の生物がケイン(ジョン・ハート)の顔に張り付き・・・。
先日二夜連続で放送された『エイリアン』&『エイリアン2』。SFホラーの名作、そしてリプリー(シガーニー・ウィーヴァー)という、映画史に残るヒロインが誕生した名作中の名作ですよね。みなさんはご覧になりましたか?
まず上に書いたイントロダクションは『エイリアン』。「2」が大好きで(今でもジェームズ・キャメロンの最高傑作と思ってます)、そっちばかり観てたもんですから「1」を観るのは本当に久しぶりでした。アンドロイドのアッシュ(イアン・ホルム)が首だけで・・・なシーンだけは妙に印象に残ってたんですけどね(笑)
ケインの顔に張り付いた生物が彼の体内にエイリアンを産み付け、それがやがてケインの腹を突き破って誕生し、みるみる大きくなっていくんですね。そして乗組員を次々と血祭りにあげていくという恐ろしい展開。宇宙船という閉鎖的空間で起こる惨劇が余計に恐怖をそそります。
会社からのある命令が今回の事件を引き起こしてしまうわけですが、たった一匹のエイリアンにより乗組員が次々と犠牲になるなか、果たしてリプリーは無事脱出することができるのか?
『エイリアン2』。57年後、奇跡的に救出され地球に生還したリプリーは、惑星LV426に入植者がいるという驚くべき事実を知る。しかしどうやら惑星と連絡が取れなくなっているらしく、調査のためリプリーは再び惑星LV426へと戻ることになる。
「2」の原題は『Aliens』。そう今回は複数のエイリアンが登場します。複数どころじゃないですね、大群です。こちらも「1」に負けず劣らずの面白さ。いや、こっちのほうが断然面白いと思う!リプリーは海兵隊と共に惑星へ降り立ちますが、上陸して間もなく、隊員のほとんどがやられてしまうという恐ろしさ。そしてすぐに脱出しようとするも、着陸船がエイリアンに襲われ、彼らは脱出の手段を失ってしまいます。果たして彼らは地球へ帰還することができるのか?
登場人物のキャラが立っているのも面白い理由のひとつ。まず隊長であるゴーマン中尉(ウィリアム・ホープ)の役立たずぶりが面白いんですよね。隊員から悪口言われっぱなし(笑)彼が負傷してからは(しかもエイリアンにやられたとかじゃないところがウザ面白い)、ヒックス伍長(マイケル・ビーン)がリーダーとなります。このヒックスがめちゃカッコいいの!他の隊員と違っていい人オーラ全開だしね。マイケル・ビーン、ほんとカッコいいね。そして役立たずなゴーマン隊長も、最後の最後で男らしい所を見せてくれます☆
ちょっとおしゃべりで落ち着きのないハドソン(ビル・パクストン)もなかなか面白かったり、アンドロイド、ビショップ(ランス・ヘンリクセン)の活躍があったり、ある人物の思惑によりリプリーが窮地に陥ったり、また惑星唯一の生存者である少女とリプリーの心の繋がりなど見どころ満載。そしてクライマックスはまさに、手に汗握る展開です。
(原題 『Alien』 1979年)&(原題 『Aliens』 1986年)
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