2012年04月19日
『フィアー・イットセルフ FEAR ITSELF: コミュニティ/生還/サークル』

①「コミュニティ」
よい環境でよい家庭を築きたいと考えているボビー(ブランドン・ラウス)とトレイシー(シリ・アップルビー)の若い夫婦は、友人からあるコミュニティを紹介される。そして二人は運良く入居できることになり、素晴らしい環境での新生活がスタートするのだが・・・。
選ばれた者しか生活することができないコミュニティ。近所の子どもたちも外で元気に遊び、とてもよい環境だと思われたが、徐々に明らかになるコミュニティの恐るべき実態。入ったが最後。そこは一生抜け出すことのできないコミュニティなんですね。信じがたい契約内容や住人の行動。ゾッとします。それに“ご近所づきあい”の方向性が間違ってるーっ!

(原題 『Fear Itself: Community』 2008年)

吹雪が続く山で消息を絶ったグレイディ(ダグ・ジョーンズ)が突然家族のもとへと帰ってくる。しかしどうも様子がおかしく・・・。邪気にとらわれた男のお話。ホラーに変身してしまったグレイディ。妻や子どもたちはそんな彼に次第に恐怖を抱くようになります。みんなグレイディに食べられてしまうのか。そんな単純な展開ではないのがこのエピソードの面白いところ。これはマジで怖かった(>_<)
家族を恐怖のドン底に陥れたグレイディと、彼をそんな風にさせてしまった家族。グレイディだけが悪いわけではないと感じてしまう複雑な家庭の事情がそこにはあります。映像的にはガッツリホラーなんですけど、なんか切ない気持ちになったというか、ちょっとだけグレイディに同情してしまったな。ほんのちょっとだけ・・。
ダグ・ジョーンズの怪演はこれまで見たなかで最高でした。あまりに素晴らしすぎて怖いけど何回も観てしまいました。もちろんメイクはしてるけど、今回は被り物をしていないという点が恐怖倍増なんです。でも相変わらず手の動きが美しいし、彼の演技ってやっぱりクセになりますよね♪
(原題 『Fear Itself: Skin and Bones』 2008年)

次回作の執筆が思うように進まない小説家のブライアン(ジョナサン・シェック)は妻(アシュレイ・スコット)と二人きりのはずが、編集者も一緒に週末を過ごすことになる。ハロウィンの夜、山奥の別荘に集まったブライアンたち。そんな彼らのもとに一冊の本が届けられる。
ブライアンがこっそり新作を仕上げていたと喜ぶ妻と編集者たち。しかしこれ、実はブライアンの元愛人(ヴィクトリア・プラット)が送りつけた呪いの本。そこに書かれていることが現実となり、彼らは恐怖の一夜を過ごすことになります。だったら結末を書き換えればいい、もちろんブライアンたちもそう考えるのですが・・・。このエピソード、全然怖くないな~と思っていたら最後の最後で・・・です。本当の呪いはまだこれからだった!という感じでしょうか。
ところで元愛人役のヴィクトリア・プラット。そう『ミュータントX』のシャリマーですよ。懐かしい!『ミュータントX』以降お目にかかる機会がありませんでしたが、相変わらずおキレイでした☆
(原題 『Fear Itself: The Circle』 2009年)
今回は俳優さん目当てでこの巻を借りましたが、このシリーズは面白そうなのでまた時間のある時に他のエピソードも借りてみようと思います♪
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