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2013年11月13日

『エアフォースワン・ダウン』


airforceoneisdown.jpg国際戦犯法廷に所属するマーキー大尉(ジェレミー・シスト)は、セルビアのテロリスト、ドラグティン将軍(ルパート・グレイヴス)の逮捕に成功する。そしてマーキーはさらにドラグティンの右腕、ペトロビッチ(ケン・デュケン)を追うのだが・・。

11月2日に発売されたジェレミー・シストの新作(TVムービー)です。前篇 「ペンタゴンの決断」後篇 「ステルス爆撃機の脅威」の二部作(各90分)。その他の出演はエミリー・デ・レイヴィンジェイミー・トーマス・キングリンダ・ハミルトンら。スコットランドの小説家アリステア・マクリーンが映画用の物語として依頼されたシリーズが元ネタ。でも実際には別の人が書き上げたようですね。いずれにせよ、すごく読んでみたい!と思った作品。これは日本語版は出ていないのでしょうか?




前篇でまずエアフォースワンがハイジャックされ、アメリカ大統領(リンダ・ハミルトン)が誘拐されるのですが、セルビア軍によるテロ行為はそれだけにとどまらず・・・。前篇は丸々プロローグといった感じ。それにとんとん拍子に物事が進みすぎだったような(笑)でも後篇はなかなか面白かったですよ。

マーキー大尉、アメリカの記者ロメロー(エミリー・デ・レイヴィン)、イギリスの外交官フェザーストン(ジェイミー・トーマス・キング)、この三人が協力してドラグティン将軍と戦うことになるのですが、前篇では曖昧だった“トリオ”も後篇ではその魅力が十分に発揮されていたのがよかったですね。みなそれぞれにキャラも立ってましたし!

NATO軍に対する報復として兵士や村人を無差別に殺害したドラグティンを、何としてももう一度法廷の場に引きずり出したいマーキー。彼はドラグティンのさらなる陰謀を阻止し、再び逮捕することができるのか。最後まで目が離せない展開です。


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この映画の魅力のひとつは悪役。ルパート・グレイヴス演じるドラグティンも迫力満点なのですが、ケン・デュケン演じるペトロビッチ(ドラグティンの右腕)がもう存在感抜群!最終的にはこのペトロビッチがセルビア軍を指揮するんじゃないかと思ってましたから(違いましたけど)。でもそう感じるぐらい彼も迫力があったということです。

ペトロビッチの独特な雰囲気に引き込まれた方も多いのでは?演じるケン・デュケンがハンサムってことがいちばんポイント高い気もしますが、見れば見るほど魅力的でしたし、葉巻を吸う姿もいちいちカッコよかったです。ルパート・グレイヴス含め、悪役の良さは物語の大事な要素ですよね。気に入った!

主人公のマーキーは執念深さに冷静さも兼ね備えた人物で、ほんとにカッコよかったです。ガチガチのヒーローというわけではなく、“等身大のヒーロー”なのがよかった!ジェレミー・シストのナチュラルな演技は相変わらず素晴らしいです。それと左遷外交官のフェザーストン。演じるジェイミー・トーマス・キングを最初見たときも 「うわ!好みじゃない!」と思ったのですが、なかなかの活躍ぶりにどんどん惹かれ最終的には完全にノックアウトされました。小奇麗さと英国アクセントもいい感じでしたよ☆

そしてマーキー、フェザーストン、ロメローの三角関係やいかに。ラストシーンはまさかの?コメディでした。でもほんと、いい気味でしたね(笑)

(原題 『Air Force One is Down』 2013年 TV映画)




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