ご挨拶『ビューティフル・クリーチャーズ 光と闇に選ばれし者』

2014年01月22日

『ライオンハート 獅子王リチャードと呪われた城』


richardthelionheart.jpg12世紀、イングランド王ヘンリー2世(マルコム・マクダウェル)の命により呪われた城に監禁された息子のリチャード(チャンドラー・マネス)は、そこで3つの試練に立ち向かうことになる。

獅子心王と呼ばれたイングランド王、リチャード1世の若き日を描いたアドベンチャー。その他の出演はバートン・アンソニー・ペレスアンドレア・ジリオら。


いろいろ中途半端な部分はありますが、父子の覇権争いが背景にあったり、千年にわたる呪いをとけるのはリチャードただひとりだったり、設定が面白かったですね。最初は「またヘンテコな映画借りちゃったかな~」と思いましたが、すごく気に入りました!




呪われた城で強さと勇気を試される囚人たち。彼らが城に連れてこられたときの残酷なシーンの数々に心底怖くなりましたが、生きてこの城を出たものはひとりもいないなか、果たしてリチャードは生還することができるのかというのが見どころ。

3つの試練は1つ目がいちばん怖かったですね。囚人がひとりずつ外へ連れて行かれたと思ったら血まみれになって戻ってくるんですよ。なにが起こってるのかわからなくてほんとドキドキしました。これが怖かったせいか、あとのふたつはあまりドキドキしなかったような(笑)

収監されてもなお態度が大きいリチャード。最初はほんとにイヤなやつだなという印象でしたが、成長し真の強さを発揮する彼はとても素敵でした☆わたしは1つ目の試練で完全に彼に惚れましたね。ほんとにカッコよかった!

また同じく城に収監されているバシリウス(バートン・アンソニー・ペレス)との友情やバシリウス自身のエピソードも盛り込まれているのがよかったですし、キャラクターはみな雰囲気がよかったですね。そして「え~!そこで終わるの~!」というくらい良いところで終わる本作ですが、現在は続編 『Richard the Lionheart: Rebellion』 を撮影中なんですって。これは嬉しい!

ところで、リチャードもカッコよかったけど私が最も気に入ったのは兄ヘンリー(アンドレア・ジリオ)。王の命令でリチャードを監禁したヘンリー。怖い人なのかと思いきや・・・。そのキャラクターに惚れたのはもちろんですが、演じるアンドレア・ジリオがほんとにカッコいい!好みですわ。

↓ 左がリチャード役のチャンドラー・マネス(オランダ出身。現在はグレゴリー・チャンドラー)、右が兄ヘンリー役のアンドレア・ジリオ(イタリア出身。舞台でも活躍中)。みなさんはどちらがお好みですか?


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この二人、劇中でも何度か似てるな~と思うところがあったのですがこうやって見るとやっぱり似てるかも。とにかく、どんなにチープな映画でも自分好みの人がひとりいるだけで「観てよかった。」って思いますよね♪

(原題 『Richard: The Lionheart』 2013年)




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