『パイオニア』『アドミッション -親たちの入学試験-』

2014年04月18日

『リーガル・バディーズ フランクリン&バッシュ』 シーズン2 感想


franklinandbashs2_1.jpg型破りな弁護士コンビの活躍を描いたリーガル・コメディ 『リーガル・バディーズ フランクリン&バッシュ』。シーズン2(全10話)の鑑賞を終えました。

シーズン2はジャレッド・フランクリン(ブレッキン・メイヤー)とピーター・バッシュ(マーク=ポール・ゴスラー)が社の役員になるところからスタートするのですが、二人にクビの危機が訪れたり、ロサンゼルス事務所が存続の危機を迎えるなど、シリアスな部分も多かったように思います。またシーズンの前半と後半では面白さにやや差があったように思いますが、安定感は健在。

ボス(マルコム・マクダウェル)の“武勇伝”にも毎回楽しませてもらいましたし、ダミアン・カープ(リード・ダイアモンド)の思い込みの激しさは相変わらずでしたし、とにかく今シーズンも楽しくて面白かった!ということです。




前半は特にクオリティの高さを感じました。よく練られた印象的なエピソードばかりでしたし、ゲストも豪華で良かった!まず第2話 「正義の味方!スーパー駐車監視員」。自警団を結成する駐車監視員(ショーン・アスティン)が男性を死に追いやった責任を問われるお話なのですが、ショーン・アスティンのなりきりぶりが面白おかしく、さすがだなと思いました。果たして男性の死に隠された真実とは?

第3話 「ライバルコンビ登場」。フランクリン&バッシュのライバルコンビを演じるのがエリック・メビウスセス・グリーン。このライバルコンビがいい感じにショボくて楽しかったです。普段はアレなF&Bも、今回ばかりはフツーに見えたのが不思議でした(笑)一方カープとピンダー(クメイル・ナンジアニ)はピザ店強盗事件を担当することになるのですが、この事件の真相は意外なものでした。F&Bが担当する裁判よりこちらのほうが面白かったな。カープとピンディはF&Bに負けず劣らずのいいコンビです。


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第4話 「ロック魂に火をつけろ」。ロックの殿堂といわれるクラブが閉鎖の危機に。F&Bはクラブを経営するデニス(ジョエル・デヴィッド・ムーア)の弁護をすることになります。伝説のロッカーであるデニスの父がクラブ再建の鍵を握っているようなのですが・・・。ストーリーもよかったですし、何よりジョエル・デヴィッド・ムーアがすごくカッコよかったです。また父親役がピーター・ウェラーというのも嬉しいですよね。彼が裁判で重い口を開くところが印象的でした。

そして第5話 「届かぬ思い」。シーズン2で最もお気に入りのエピソードです。大学時代の親友ランスがカープを訪ねてきます。ランスはゲイであることを信じてもらえず、ゲイ・ソフトボール・リーグでの優勝を取り消されてしまったとのこと。チームの優勝を取り戻すため、ゲイであることを証明してほしいと言うのですが・・。

大学中の女子と寝ていた、しかもカープが思いを寄せる女子までもを奪ったランス。カープも彼がゲイであることなど到底信じることができません。果たして彼はどのように証明するのか。これ、とっても素敵なお話でした。カープの思い込みの激しさが真実を知る妨げとなるわけですが、同僚で元カノの役員弁護士ハンナ(ガーセル・ボヴェイ)のキツ~いひとことでカープはようやく目を覚まします。心ときめくエピソードですし、最後の法廷シーンは感動的。真実を知って、私自身ちょっとうるうるしちゃいました。


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第9話 「タトゥーをした依頼人」第10話 「ロス事務所 存続の危機?!」(最終話)のラスト2話にはシリ・アップルビーが登場(かわいい!)。F&Bがクビになるかも?そしてロス事務所が買収されるかも?という内容。このラスト2話はもう少しパンチがほしかったというのが正直なところ。いつものように二つのエピソードを並行させるのではなく、一点に集中させてほしかったですね。いまいちスッキリしなかったというか・・痛快ではなかったのが残念。

シーズン2全体を改めて振り返るとピンディの活躍の場が少なかったのは残念ですが、カープがモテモテだったのが嬉しかったな。カッコいいですもんね☆それと、シーズン1ではジャレッドとピーターのどちらも素敵だなと思ってましたが、やっぱり私は間違いなくジャレッド派です。

あとゲスト出演で少し。シーズン1&2で何度か登場するピーターの元カノ、ジェイニー。演じるのは『GRIMM/グリム』のアダリンド役でおなじみのクレア・コフィーです。本作品ではGRIMMとは180度違う、“ぶりっ子”な役どころ。すごくかわいかったですし、GRIMM シーズン2もますます楽しみになってきました♪ また同じくシーズン1&2で判事役で何度か登場するのが『新スター・トレック』シリーズのビバリー・クラッシャーこと、ゲイツ・マクファーデン。新スタトレ・ファンとしてはとても嬉しかったですね。それに相変わらずおキレイです☆

やや消化不良な?シーズン2。でも好きなシリーズであることに変わりはありませんし、早く続きが観たい!

(原題 『Franklin & Bash』 2012年)




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