『リーガル・バディーズ フランクリン&バッシュ』 シーズン2 感想『New York 結婚狂騒曲』

2014年04月30日

『アドミッション -親たちの入学試験-』


admission.jpgプリンストン大学の入学事務局で働くポーシャ(ティナ・フェイ)は、今年も入学希望者の選考に追われていた。そんなとき、今年初めて卒業生を出す新設高校の教師ジョン(ポール・ラッド)から、一度学校を見に来てほしいと連絡が入る。ポーシャはジョンの勤める高校へと赴くのだが、そこで驚くべき事実を知らされる。

大学受験をベースにさまざまな親子の関係を描いたちょっぴり笑えるドラマ。その他の出演はマイケル・シーンウォーレス・ショーンリリー・トムリングロリア・ルーベンソーニャ・ヴァルゲルら。

今となっては少々飽き気味なガチガチのコメディかと思いきや、けっこう真面目なお話で見ごたえがありました。




出世のチャンスが巡ってきたポーシャと、自分の生徒をなんとかプリンストンに入れたいジョン。優秀な学生を集めるべくポーシャは様々な高校へと赴くわけですが、ジョンの高校だけは少し雰囲気が違います。ポーシャへ次々と浴びせられる生徒からのキツイ質問には思わず笑ってしまいましたが、彼らの言ってることはとても大事だなと感じたり。

そしてポーシャはジョンからプリンストンへ入りたいという生徒、ジェレマイア(ナット・ウルフ)を紹介されます。しかし彼の存在が彼女の人生を大きく変えることになります。

受験のことに限らず、子育てに関することや親子の関係というものがナチュラルに描かれているのがとてもよかったですね。どのキャラクターの気持ちもよくわかりましたし。子供には自分のようになってほしくない、自分と同じようになってほしい、どちらもわかります。あといちばん笑ったのは、“親はいくつになっても自分の子を自慢したがる”ということ(笑)

終盤の予想外の展開にモヤモヤ&ガッカリせずにはいられませんでしたが、そこから繋がる “現実はこんなもの” 的なほろ苦いラストはむしろ印象的。しかし難しい立場だったとはいえ、ポーシャはほんとにバカなことをしたな・・つくづくそう思います。

ティナ・フェイはやっぱりこういう役が似合うというかうまいなと感じましたし、お目当てのポール・ラッド演じるジョンも生徒のことを思うほんとに素敵な先生でした☆

(原題 『Admission』 2013年)




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