『控制/コントロール』『マライアと失われた秘宝の謎』

2014年06月27日

『エンド・オブ・ダークネス』


darkbynoon.jpgギャンブラーとして生活するレジニック(パトリック・ブキャナン)はある日賭けに失敗し、悪い連中から脅迫を受けることになる。娘の身を案じたレジニックはお金を手に入れるため、昔の仲間から誘われたある実験に参加することになるのだが・・。

アイルランド産 SFスリラー。かつて政府の援助を受けて開発が進められていたテレポートマシン “タイタス”。しかし援助が打ち切られた今、残った一部の人間がそれを利用し、8時間後の未来の株式市場の情報を手に入れ儲けようと企んでいました。そこで完璧な記憶力を持つレジニックに声がかかります。

順調にミッションをこなしていたレジニックは、あるとき未来で大規模な爆発により街が壊滅状態になっているのを目撃します。いったいなぜ?街から出るよう娘に伝えたくても電話は通じず、またレジニック自身も研究施設から出ることなど許されないなか、果たして彼は爆発を食い止めることはできるのか。




ゾクゾクする作品ですよ。やっぱりそうだったかと思ったものの、そこに至るまでの過程が凄すぎます。辻褄が合っていて気持ちいいですし、見事な展開に感心しました。コンパクトなストーリーにスマートな演出、それでいてスリリング。タイムトラベルものとしては良作です。

タイタスの研究施設で繰り返されるタイムトラベル。これが抜群に面白い。限られた空間で行われるタイムトラベルがこんなにも面白いとはねぇ。レジニックの完璧な記憶力ゆえの行動もあったりで見ごたえ十分です。

妻を亡くしたレジニックは男手ひとつで育ててきた大切な娘を守りたい、ただそれだけなんです。だからこそ娘に関するエピソードは悲しすぎて余計に気分が落ち込みましたよ。心地よいスリルを味わえる一方でどうしようもなくやりきれない思いになるのも、この作品の好きなところ。レジニックもあれで少しは救われたかな、そう思いたいです。

レジニックを演じたパトリック・ブキャナンについてはメイクのせいか最初はなんとも思わなかったのですが、回想シーンでの短髪&スーツ姿の彼を見て素敵!と思いました。彼はアイルランドの俳優(というかモデル?)で、本格的な映画進出はこれからといった感じでしょうか。今後またお目にかかれる機会があるといいな♪

(原題 『Dark by Noon』 2013年 アイルランド)



パトリック・ブキャナンが出演するアイリッシュ・ウイスキー ジェムソンのCM。








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『控制/コントロール』『マライアと失われた秘宝の謎』

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