『鈴木光司リアルホラー』のDVDが発売されます。『ザ・ヘラクレス』

2015年05月19日

『ユニバーサル・ソルジャー 殺戮の黙示録』


dayofreckoning_1.jpg目の前で妻と娘を殺され、瀕死の重傷を負ったジョン(スコット・アドキンス)は9ヶ月の眠りから覚める。甦るのは愛する家族の記憶ばかり。彼は自分の痕跡をたどりつつ、家族を殺したリュック(ジャン=クロード・ヴァン・ダム)に復讐を誓うのだが・・・。

『ユニバーサル・ソルジャー:リジェネレーション』の続編。その他の出演はドルフ・ラングレンアンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキーら。ユニソルは大好きなシリーズですが、ヴァン・ダムとラングレンがメインじゃないということで興味が沸かなかった作品。でも!どハマりしました!

主人公ジョンはなぜ命を狙われたのか。しかも犯人はあのリュック・デュブロー。いったいなぜ???から始まり、謎が謎を呼ぶ展開で話がなかなか見えてこず、はじめはやっぱり失敗作なのかなと感じましたが、それは大きな間違いでした。




冒頭のジョンの家族が惨殺されるシーンは生々しくて本当にショッキングですし、亡霊は怖いし、別のシーンのアレにはほんとに吐き気がしたりと、まさかまさかのホラーな展開。でもこれもアリですね。監督は前作と同じ人ですが作品の雰囲気の違いがむしろ気に入りました。それと細かい部分までちゃんと演出が行き届いているのもいいですね。

ストーリーは先ほども書いたようにとにかく謎だらけで何がどうなっているのかはじめはまったくわかりません。でも謎が解き明かされるにしたがって「そういうことだったのか!」と思う場面がいくつもあって、思い返すとこれがなかなか面白いです。基本的に暗いお話ですが、私は好きだな。


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主人公ジョン。あれ?ひょっとして違うのかな?とかいろいろ考えてしまいましたが、彼は間違いなくユニソルです。COOLなのはジョンが覚醒する瞬間。「キタっーーー!」ってなりますよ♪

ジョン=新型ユニソルを演じたスコット・アドキンス。新型は細身だなと思って見てましたが、細身なんてとんでもなかったですね。恐れ入りました!って感じ。それにこんなすごい人久しぶりに見たような。カッコよすぎます。あんなキレッキレの回し蹴りを見せられて、彼のこと好きにならない人はいないでしょ。アクション以外でも確かな演技力がありますし、作品同様、彼にも「どハマり」です。

お気に入りのシーンはやはりスコット・アドキンスアンドレイ・“ザ・ピットブル”・アルロフスキーの、スポーツショップでのファイトシーン。ジョンが覚醒するシーンでもあります。いやもうほんとにすごいものを見せてもらったという感じです。小道具の使い方も最高!このシーン、100万回くらいリピートしたい!

クライマックス、通路で次々とユニソルを倒していくジョンも最高にカッコいいですし、ヴァン・ダムやラングレンとのファイトシーンもよかったです(ヴァン・ダムはややおとなしめに感じましたけど)。そしてジョンの白のタンクトップが気づけば血で真っ赤に染まっていたのも妙にリアルで印象的でした。

(原題 『Universal Soldier: Day of Reckoning』 2012年)




rogue at 22:33│映画 【ま】・【や】 
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