『クラウン』『ヘヴィメタル・クロニクル』 シーズン2 感想 その①

2015年07月02日

『ヘヴィメタル・クロニクル』 シーズン1 感想


mhchronicles_1.jpgスコット・アドキンス祭り」第4弾。

先日DVDが発売されたばかりのTVシリーズ、『ヘヴィメタル・クロニクル』スコット・アドキンスが数話出演しているということで気になっていた作品です。2シーズン 全12話のシリーズですが、1エピソードが20分ちょっとなので一気に観ちゃいました♪


コミックが原作の本作品はさまざまなジャンルのエピソードで構成されていて、どれも楽しめます。ただ、ご丁寧な4つのジャンル分け(3話ずつ)はなかったほうがよかった気もするな。もちろんどこから観ても楽しめますが(自分もそうだったし)、すべて観終わってわかったことはやはりシーズン1を先に観たほうが良いということ。




まったく別のストーリーだけどちょっとしたところで話が繋がっていたり、また同じキャラクターが出てきたり。後々「そういうことか」と思うところがいくつかあったので、私ももう一度シーズン1から楽しもうと思っています♪

ちなみに【SF・ミステリー篇】【ファンタジー・サスペンス篇】がシーズン1、【スペース・アドベンチャー篇】【サプライズ・スリラー篇】がシーズン2です。

シーズン1で最も印象に残ったのは【SF・ミステリー篇】に収録されている「核シェルターのふたり」(原題 「Shelter Me」 S1,Ep2)。若い女性ジェニファー(ミシェル・ライアン)が目を覚ましたのは、彼女の父親と口論が絶えなかった隣人デイヴィス氏(ジェームズ・マースターズ)の核シェルター。彼によると世界は終わりをむかえ、自分たち2人だけが生き残ったという。そして二人の共同生活が始まるのだが・・・。

デイヴィス氏が変人であることは明らか。世界が終わりをむかえたという話も本当かどうか。いやでも彼はほんとはいい人なのかも・・・。もうどう転んでもイヤな話なんですよ、これが。私自身“ぼっち”の恐怖に押しつぶされそうになったというか、とにかく心底イヤな結末でした。

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そしてシーズン1でスコット・アドキンスが出演しているエピソードは【ファンタジー・サスペンス篇】に収録されている「キングの王冠」(原題 「King's Crown」 S1,Ep1)。

雲の上に浮かぶ城。そこでは次期国王を決める競技会が開かれていた。その競技会で最後に勝ち残った者が新たな王となるのだが・・。

スコットさんはじめ、マイケル・ジェイ・ホワイトダーレン・シャラヴィマット・マリンズら、アクション俳優共演のエピソードです。ほんとのアクションが楽しめますので、それだけでも見る価値アリです。炸裂してますよ、スコットさんの回し蹴りが!!それにスコットさん演じるギョームは、絶対王になるんだという意志の強さもカッコよかったですね。あとジュリアン役のマット・マリンズもよかった♪

やがてギョーム(スコットさん)が戦いを制し、新たな王となるのですが・・・。ラストがいろんな意味でよかったです。ニヤニヤせずにはいられませんでした~!

正直なところ、シーズン1はつまらなくはないけどインパクトに欠けるエピソードがほとんど。でもどれもオチがよかったのは確かです。

(原題 『Metal Hurlant Chronicles』 2012-2014 フランス/ベルギー)




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『クラウン』『ヘヴィメタル・クロニクル』 シーズン2 感想 その①

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