『モンスター上司2』『ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃』

2015年09月06日

『イーライ・ロスPRESENTS ザ・ストレンジャー ~感染者~』


thestranger_1.jpg田舎町で母と暮らす少年ピーター(ニコラス・デュラン)のもとに見知らぬ男が現れる。その男マーティン(クリストバル・タピア・モント)はある女性を捜しているようで・・。

イーライ・ロス製作の、秘密を持つ男と彼を助けた少年の運命を描いたホラームービー。イーライ ファミリーの脚本家、ギジェルモ・アモエドが自らメガホンをとった作品です。

ピーターのもとを訪れる男マーティンは実はヴァンパイア。自分から逃げた妻アナ(ロレンツァ・イッツォ)を捜してピーターの家を訪れたのですが、彼女がすでに亡くなっていたことを知るとマーティンは自殺を決意します。そんなときマーティンはチンピラに襲われ、この出来事がそれぞれの運命を大きく変えてゆきます。




本作品ではあらゆる親子の関係が描かれていますが、なかでもマーティンを襲ったチンピラ、ケイレブ(アリエル・レビ)と彼の罪を隠蔽することに必死な父親の警部補(ルイス・ニェッコ)がとことん最低なんです。そんな親子に関わってしまったピーターやマーティンはいったいどうなってしまうのか。人間のほうが何倍も残酷で恐ろしいということを見せつけられますし、なかなか壮絶なお話です。

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ヴァンパイアとはいえマーティンは髪もボサボサで、やつれた感じのおじさん。スタイリッシュなヴァンパイア映画でもなんでもないのですが、この作品が素晴らしいのはそのドラマ性。一貫性があるストーリーですし、完成度も高いです。ヴァンパイアの映画のはずなのにヒューマンドラマ的要素が強いのがこの作品の最大の魅力。ハマる人はハマると思います。

最後のマーティンの行動。ほんとだったらそんな無責任な!と思うところですが、彼の安らかな顔を見ていたらいろんな思いがこみ上げてきました(泣)

ところでヴァンパイア、マーティン役のクリストバル・タピア・モントは役のせいか40すぎぐらいのおじさんかななんて思ってましたが、素顔は30代前半のハンサムな俳優さん。見た目の違い以前に、その演技力の高さに驚かされました。今後彼がまたイーライ・ロスの作品に出演することがあったらお目にかかれるかもしれませんね。

それとチンピラ、ケイレブ役のアリエル・レビもちょっと気になりました。過去の作品もチェックしてみようと思いますが、まずは11月公開の『グリーン・インフェルノ』(監督:イーライ・ロス、脚本:ギジェルモ・アモエド)を楽しみに待ちたいと思います。

(原題 『The Stranger』 2014年 チリ)




rogue at 22:25│映画 【さ】・【た】 
『モンスター上司2』『ジャスティス・リーグ:アトランティスの進撃』

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