『INFINI/インフィニ』『タイム・トゥ・ラン』

2016年03月07日

『AIR/エアー』


化学物質による汚染で地上に住むことができなくなった近未来の地球では、ごく限られた人類が地下のシェルターにいた。

“スリーパー”と呼ばれる科学者たちを守るために雇われた二人のエンジニア、バウアー(ノーマン・リーダス)とカートライト(ジャイモン・フンスー)は半年おきに目を覚まし、限られた時間(限られた空気)のなかで仕事をこなしていた。そして今回も無事仕事を終え再び眠りにつこうとした時、カートライトの睡眠装置が壊れてしまう。なんとか生き延びるため、二人は協力して代わりの装置を探すのだが・・。


人類最後の希望を守る使命を帯びた二人の男の行く末を描いた、日本劇場未公開のSFスリラー。その他の出演はサンドリーヌ・ホルトら。タイムリミットは2時間。果たして彼らは再び眠りにつくことができるのか。

発売を楽しみにしていた作品のひとつです。演出がややメリハリに欠けているのか、期待したほど刺激がなかったというのが正直な感想。とはいえ、窮屈で息苦しいのは確か。ほぼ二人芝居のノーマン・リーダスジャイモン・フンスーの演技がとても良いので、最後まで飽きることはなかったです。どちらのキャラクターの目線でも観れるのがいいところ。

狭いところがダメな私にとってはあの睡眠装置からしてもう無理!という感じですが、ますますイヤになりましたよ。睡眠時に使うあのビニールみたいなの、絶対何かある!と思って見てましたが、期待通りの怖さで・・・。ノーマン・リーダスが睡眠装置に入るあの場面は、この映画のハイライトです。

やっぱり人間って怖いなと思わされる作品でさまざまな感情が沸きあがってくるものの、ラストシーンは感動しました。ようやく“現実”を見れた安心感とでもいうのかな。複雑な思いはあるけど・・よくやり遂げたと思う!

(原題 『Air』 2015年)


シネマな生活 at 21:33│Comments(0)映画 【あ】・【か】 

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