『AIR/エアー』『400デイズ』

2016年03月10日

『タイム・トゥ・ラン』


カジノでディーラーとして働くルーク・ヴォーン(ジェフリー・ディーン・モーガン)は、重い病を抱える娘の手術費用を用意できずにいた。そんな彼はカジノのオーナー、ポープ(ロバート・デ・ニーロ)に借金を申し出るも断られてしまう。あげくカジノをクビになったヴォーンは、同僚コックス(デイヴ・バウティスタ)の強盗計画に参加することを決意。激しい銃撃戦のなか、彼らはポープのカジノから300万ドルを盗み出すことに成功するのだが・・。

娘のために犯罪に手を染めてしまった男の逃亡を描いたアクションスリラー。その他の出演は、ジーナ・カラーノモリス・チェスナットD・B・スウィーニーマーク=ポール・ゴスラーリディア・ハルケイト・ボスワースら。


金を盗んだヴォーンたちが通りがかった路線バスへと逃げ込んだことで、強盗事件がバスジャック事件へと発展します。彼らが盗んだ金はもともと汚い金。ヴォーンたちは警察だけでなく、カジノが資金洗浄の場に使われていたことが明るみに出るとまずいポープからも追われることに。

ポープの右腕、デリック(モリス・チェスナット)は独自のルートでヴォーンを追いつめようとし、一方でマルコーニ刑事(マーク=ポール・ゴスラー)率いる警察部隊はバスを追跡しながら攻撃の機会をうかがっています。絶体絶命のヴォーンたち。ヴォーンはいったい何を考えているのか。彼の覚悟や切り札、またさまざまな人間ドラマも合わせて見ごたえ十分です。最後まで目が離せませんよ。

最後の手段として強盗を働いてしまったヴォーン。長年真面目に仕事をしてきた彼がなぜこんなことを、しかもコックスみたいなバカな男と手を組むなんて・・と悔しくなりましたが、ヴォーンはむしろ正義のヒーローのように思えました。緊張の連続で、ショッキングで、そしてどんでん返しにつぐどんでん返し。ほんとに面白かった!

お目当てのジェフリー・ディーン・モーガンは今回はやつれた感じでしたが、それもまた素敵でした☆ ただただカッコよくて大満足です。また彼に限らず、D・B・スウィーニー(バスの運転手役)、マーク=ポール・ゴスラーモリス・チェスナットなど、男性陣がものすごく好みなのもいい。でも最後の最後はやっぱり、デ・ニーロさま~(泣)。

それと人質となる妊婦(リディア・ハル)やバホス巡査(ジーナ・カラーノ)など、女性キャラもなかなかよかったです。ただポープの娘、シドニー(ケイト・ボスワース)がワンシーンのみの登場だったのが残念!

(原題 『Bus 657』 , 『Heist』 2015年)


シネマな生活 at 21:27│Comments(0)映画 【さ】・【た】 

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