『タイム・トゥ・ラン』『地下に潜む怪人』

2016年03月13日

『400デイズ』


地下施設で400日を過ごす実験に参加することなった4人の宇宙飛行士たち。彼らは日々順調にミッションをこなしていたものの、ある日管制センターとの通信が途絶え不安を感じ始める。ミッション終了間近、外からハッチを叩く音が聞こえ彼らは地上に出てみるのだが・・・。

ブランドン・ラウス主演のSFミステリー。その他の出演はケイティ・ロッツベン・フェルドマンデイン・クックトム・キャヴァナーグラント・バウラーら。


ブランドンの新作でとても楽しみにしていた作品のひとつです。思ってた感じと随分違うなという印象でストーリーは正直期待ハズレでしたが、この映画、私は嫌いじゃないです。俳優さんも良かったし。

まず地下施設での様子が描かれているパートはものすごく怖くて面白いです。楽しみつつミッションをこなしていたメンバーがやがて幻覚を見るようになるのですが、この幻覚がけっこう怖くていい感じでした。そして幻覚だと思っていたアレがまさかの本物で・・と、ここまではいいのですが、問題はそのあと。

4人が地上に出てからの展開がどうもよくわからない。地上に出てしまった時点で私としてはガッカリというか、私が観たいのはそういう話じゃない!なんて思いました。でもその終盤の展開もそれまでとは違う不気味さがあって、まあこれはこれでよかったかも。

船長を務めるセオ・クーパー(ブランドン・ラウス)は、わけあって浮かない顔をしています。4人のリーダーなんだからしっかりしてくれーと思う場面も。このセオというキャラクター、残念なことに主人公なのにあまり存在感がなかったような。でもブランドンは相変わらず素敵です。顔がアップになるたびに見惚れるのはいつものことですが、ハンサム度がUPしててますます好きになりました♪

ベン・フェルドマン(バグ役)は演技もとてもよかったし、何よりお顔立ちが綺麗でブランドン同様見惚れました。またドボラク役のデイン・クックの適度なイヤな男感にも安心。そしてこの映画で最も印象的だったのは食堂の店主、ゼル(トム・キャヴァナー)。もうほんとに不気味で気持ち悪いんだけど、なんとも言えない魅力があって釘付けになりました。 この映画のいちばんの見どころはやっぱり俳優。でも後味が悪く、どうしようもなくモヤモヤする結末も、嫌いじゃないな。

それとブランドンと本作品のエミリー役、ケイティ・ロッツが揃って出演するTVシリーズ 『レジェンド・オブ・トゥモロー』ももうすぐ配信が始まります。そちらもお見逃しなく!

(原題 『400 Days』 2015年)


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『タイム・トゥ・ラン』『地下に潜む怪人』

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