好きな恋愛映画『トゥモロー・ウォー』

2021年05月18日

『魔界探偵ゴーゴリ 暗黒の騎士と生け贄の美女たち』


秘密警察の書記官を務めるニコライ・ゴーゴリ(アレクサンドル・ペトロフ)は、事件現場で出会った捜査官のグロー(オレグ・メンシコフ)の新たな事件の捜査に同行することになる。ある村で若い女性を狙った“黒い騎士”による連続殺人事件が起こっているのだという。捜査のため彼らはある村へと向かう。

ニコライ・ゴーゴリの書物をもとに作られたロシア発のダーク・ミステリー。全3部作の1作目で、「第1章:ディカーニカ村の殺人」と、「第2章:赤いジャケット」からなります。


この1作目はまだ序章といった感じ。ファンタジーというよりホラーだと思いますが、ビジュアル的にも良いです。こういう世界観は好き。

訪れた村でゴーゴリのまわりでは奇妙な出来事ばかりが起こるのですが、どうやらこれはゴーゴリの闇の力と関係しているようです。事件現場で記録中に意識を失ったかと思えば無意識に記録している、という不思議な能力については映画の冒頭で描かれているのですが、この先どのような闇の力が覚醒するのか楽しみですね。それにずっと顔が青白いのもそういうことなのかと思いました。彼と行動を共にする捜査官のグローさんも青白い気がするので、何かあるんだろうなと感じます。

村の胡散臭い警察署長、ゴーゴリに協力的な署長の書記官、酔っ払いだけど実は医学の知識は豊富な医者ボンガート先生など、登場するキャラクターが個性的で惹きつけられるのもこの作品の良いところ。なかでもゴーゴリの使用人ヤキムが面白い。いつも冷たい?ヤキムに対して「お前なんか売り飛ばしてやる。売り飛ばされて舌を切られたら、買い戻してやる。」と言うゴーゴリ。ヤキムは「そんなお金ないでしょ。」と。この“返し”のうまさ。笑 ヤキムもゴーゴリに同行していますので、今後活躍してくれることを期待してます。

「第2章:赤いジャケット」は夫の目を盗んで浮気をする女性が殺害されるお話なのですが、ストーリーが二転三転してなかなか面白かったのと、“黒い騎士”の話どこいったん!?と思っていたところでちゃんと話がつながったので安心しました。

書記官だったゴーゴリが自分の力で事件を解決しようとする展開が楽しいし、そうこなくっちゃ!的な締めくくりも良かったです。物語はまだまだ始まったばかり。続きも鑑賞決定です。

(原題 『Gogol. Nachalo』 2017年 ロシア)


シネマな生活 at 20:08│Comments(0)映画 【ま】・【や】 

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