2021年07月04日
『トゥモロー・ウォー』
2022年のある日、謎の兵士が突如地球に現れる。彼らは同じ人間で30年後の未来からやってきたという。そこではエイリアンの襲撃により人類が滅亡の危機に瀕し、戦いのため人類を未来へ送り込んでほしいというのだ。しかしエイリアンとの戦いに民間人も次々と未来へ送り込まれることになる。元軍人でいまは教師を務めるダン・フォレスター(クリス・プラット)もついに徴兵されてしまい・・・。
エイリアンとの壮絶な戦いを描いた、AmazonオリジナルのSFアクション。その他の出演はJ・K・シモンズ、イヴォンヌ・ストラホフスキーら。
Amazonはこれまた面白い映画を作りましたね。SFもアクションも最近はもう飽き飽きでしたが、この映画は最後の最後まで目が離せず、久しぶりにお腹いっぱいになりました。こういう映画こそ映画館で観たい。
民間人も強制的に未来へ送り込まれてしまうわけですが、訓練もなく敵(エイリアン)の姿も知らされないままです。素人を送り込んでも勝てるわけないやんと思いますよね。一週間の任務とはいえ気の毒で仕方がないですし、元軍人のダン(クリス・プラット)でさえも・・・な強敵です。
ダンが未来で出会う大佐(イヴォンヌ・ストラホフスキー)。彼女の正体や彼女が物語の鍵を握る人物であることは予想通りでしたが、そこからの展開にますます目が離せませんでした。現在、未来、そして現在。人類はこの戦いに終止符を打つことができるのでしょうか。
人類が戦うエイリアン、“ホワイトスパイク”。そのビジュアルがなんとも不気味で恐ろしかったです。しかもすごい数。ダンが未来へ着いてすぐの戦う場面は見ごたえ十分で楽しめました。でもやっぱりろくに訓練も受けてない民間人の人たちがほんとにかわいそう。
クリス・プラットはただマッチョなだけでなく、細やかな表情がほんとに上手い。教師としての姿もよかったし、“ホワイトスパイク”と戦う姿ももちろんカッコよかったです。また未来人の登場の仕方や“ホワイトスパイク”のメスのしぶとさ、そしてJ・K・シモンズさんの負けず劣らずのマッチョぶりなど見どころがたくさんありますので、みなさんもぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
(原題 『The Tomorrow War』 2021年)
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