『境界カメラ ナリモトD失踪事件』『アンノウン 行方知れず』

2023年04月25日

『ダークサイド・セオリー』


元警官で現在は私立探偵のジミー・バズ(モンテ・ベゼル)のもとに、連絡がとれなくなった息子を探してほしいという夫婦が訪れる。警察にまかせたほうがいいと一度は断るものの、彼はしぶしぶ捜索を引き受ける。

戦争の闇を描いた犯罪ドラマ。その他の出演はフリアン・フアキンヘイセム・ヌールベイレン・トーマスアーメット・デヴラン・ダヤンチら。


まだ幼かったジミーの息子も実は数年前に行方不明になっており、そのせいで彼は警察を辞めています。今回のターナー夫妻の息子のことも警察の案件とはいえ、やはり放ってはおけません。そこで元同僚のアルベス警部(フリアン・フアキン)や、その相棒でジミーをよく思わないアミール捜査官(ヘイセム・ヌール)と協力しながら捜査にあたります。

ターナー夫妻の息子カリド(アーメット・デヴラン・ダヤンチ)は22歳。自分の意思で自由に行動できる年齢とはいっても、やはり親のイヤな予感に間違いはありません。そんなとき連続殺人事件が発生しますが、カリドの失踪と何か関係があるのでしょうか?

あの怪しい人物(ある行動でピンときました)が事件に関わっているのか、また関わっているとすればいったいなぜ?主人公ジミーがなんとなく全容が見えてきたというタイミングで私もなんとなく全容が見えてきました。超シリアスで暗く、ただただ闇が深くてイヤな気持ちにしかならないストーリーですが、展開に無理がないし無駄もなくて良かったと思います。

ジミーは本当に優秀な捜査官という印象。最後の最後は息を呑む展開でしたが、なんでそっちにいくのー!でも誰も彼を責めることはできませんよね。

(原題 『Respite』 2020年)


シネマな生活 at 20:04│Comments(0)映画 【さ】・【た】 

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